腰痛対策完全版
ギックリ腰や痛みがひどくて動けない場合は安静が一番です。安静とはその時に一番楽な姿勢で休む事です。たいていの場合、これで痛みが徐々にひいていき楽になっていきますが、仕事などで無理をしてでも動かさなければならない時は症状が悪化してしまう可能性があります。
鑑別対策法
体を前に曲げるのと後ろに反らすのではどちらが痛いですか?
反らして痛い場合は骨格系の疾患が多いですので、この時は腰を丸くした状態で休むのがベストです。
前に曲げて痛い場合は筋肉系の疾患かヘルニアの疑いが考えられます。
どちらに動かしても痛い場合は捻挫か重度のヘルニアの可能性があります。
骨格系、ヘルニア以外の疾患であれば、基本的には患部を氷水で10分間冷やします。絶対にアイスパック等は使用しないで下さい。凍傷の恐れがあります。
重症目安
せき、くしゃみで激しい痛み。腰が伸ばせない。足がシビレて歩くことが困難。自分1人では起き上がれない。感覚がない。これらの症状は重症です。1度、整形外科で検査を受けることをお勧めいたします。
危険
初めは痛みが少なくても、無理をして症状が悪化するケースが多々あります。未然に防ぐためには自分の体を過信しないで早目のケアが大事です。早期発見、早期治療に心掛けて下さい。
慢性腰痛
腰痛のほとんどが慢性腰痛です。人間は二足歩行である以上、腰痛は高い確率で発症します。予防は、適度な運動と長時間同じ姿勢を維持しないことです。危ない時はコルセットと安静が必要です。ある程度日常生活に注意すれば腰痛は防げます。
【起床】
朝起きる時は、一度体を横にしてから手をついて起き上がりましょう。
【仕事】
重いものを持つ時は、コルセットをするか膝を曲げて重心を下げてから持ちましょう。
【腹筋・ストレッチ】
痛みのある時は腰痛を悪化させるのでやめましょう。痛みがなくなってきてから行いましょう。
【姿勢】
1番楽な姿勢がベストです。姿勢を意識しすぎて無理すると悪化することがあります。
来院目安
朝起きた時に突っ張る感じがある。立ったり座ったりする時に違和感がある。せき、くしゃみをして痛みのある時は、治療が必要な時期だと思って来院して下さい。
★腰痛のケアもご覧下さい。